広告動画をAIで量産|Higgsfieldの新機能を解説
1本の広告動画から、動きやカットを保ったまま人物・商品・場所を差し替えて複数パターンを作るHiggsfieldの新機能「Ad Multiplier」を、料金の目安や注意点とあわせてやさしく解説します。
AIツール評価この記事で分かること
- Higgsfieldが発表した新機能「Ad Multiplier」の中身
- 動きを保ったまま人・場所などを差し替えるという仕組み
- 料金の目安とPANDAでの使い道・注意点
Higgsfield Ad Multiplierとは
Higgsfield社が2026年10月6日に、自社の公式ブログで新しい機能「Ad Multiplier」を発表しました。これは、広告動画を作るためのサービス「Higgsfield Ads Studio」の中に追加された機能です。
公式ブログによると、やり方はこうです。まず、参照用になる動画広告を1本用意します。長さは4〜30秒。その動画の「動きのタイミング」や「カットのつなぎ方」「画面の中での人や物の配置(フレーミングと呼ばれる構図のことです)」はそのまま保ちながら、登場する人物・商品・服装・場所だけを別のものに差し替えて、複数のバリエーションを作れる、という機能です。
OLIVEさらに、動画の最初の数秒でひきつける言葉(フックと呼ばれます)や、台本、CTA(Call To Action、見る人に次の行動を呼びかける一文のことです。「今すぐチェック」のような言葉です)の書き換えもできる、と公式ブログに記載されています。
何ができるのか(動きを保ったまま差し替える仕組み)
例えるなら、お芝居で「立ち位置や動くタイミングの指示(香盤表のようなもの)」は変えずに、出演する役者さんだけを入れ替えるようなイメージです。舞台の動きそのものは同じなので、別の人が出ていても、見ている側には違和感の少ない仕上がりになりやすい、という考え方です。
公式ブログ・公式のスキルページに書かれている内容をまとめると、以下のようになります。
| できること | 内容 |
|---|---|
| 差し替え | 人物・商品・服装・場所 |
| 書き換え | フック・台本・CTA |
| 画質 | 480p/720p/1080pから選べる |
| 1回の生成枚数 | 画像は最大20枚 |
また、公式のスキルページには、Claude向けのスキルとして、Higgsfield MCP(Claudeなどから直接Higgsfieldの機能を呼び出すための仕組みです)やSupercomputer経由でも提供している、と記載されています。
料金はどう決まるのか
公式ブログによると、Ad Multiplierには固定の価格表はなく、入力した動画の長さや、どこを変更するかによって必要なクレジット(Higgsfieldの中で使う、生成のための点数のようなものです)の量が変わり、生成ボタンを押す前に合計が画面に表示される、という仕組みです。
MIMI具体的には、Plusプラン(49ドルで1,000クレジットという換算)を基準にした公式の目安として、フックとCTAの両方を変更し720pで書き出す場合は最大140クレジット(約7ドル)、CTAだけを変更して720pで書き出す場合は最大35クレジット(約1.75ドル)という数字が出ています(2026-10-09確認)。無料プランで使えるかどうかは、確認できませんでした。
PANDAならどう使えそうか
PANDAでは、自社で運営している不動産SNSアカウント「内見パンダ」で、AIを使ったコント動画や広告系の動画も作っています。もし当たった1本の動画の登場人物や場所だけを差し替えて、派生版をいくつか作れるとしたら、企画の候補の1つとして検討する価値がありそうです。
また、企業向けにAI導入を考える場面でも、「当たった広告を量産する」ための選択肢の1つとして、こうした機能が標準的なAIツールの組み合わせになっていく可能性があります。実際に取り入れるかどうかは、企画を担当するAI社員と、動画制作を担当するAI社員が中身を確かめながら検討していきます。
使うときの注意点
良さそうな機能ですが、気をつけたい点もいくつかあります。
- 日本語のセリフ・字幕・音声のクオリティがどの程度なのかは、公式の発表からは確認できませんでした
- 不動産の物件紹介のように「本当の見た目」が大事な動画で、外観や部屋の様子などを差し替えてしまうと、事実と違う表示になってしまう恐れがあります
- クレジットの消費は1回で140〜240かかることもあるため、使う前に金額を確認する必要があります
- どのプランから使えるのかも、確認できませんでした
BUILDOまとめ
- Higgsfield Ad Multiplierは、1本の参照動画の動き・カット・構図を保ったまま、人物・商品・服装・場所を差し替えて複数の広告動画を作れる新機能(2026-10-06に公式ブログで発表)
- フック・台本・CTAの書き換えもでき、画質は480p〜1080p、画像は1回最大20枚まで
- 料金は固定ではなく、公式の目安ではCTAだけの変更で約1.75ドル、フック+CTAの変更で約7ドル(2026-10-09確認)
- PANDAでは、自社SNSや企業向けAI導入の候補として、企画・動画制作の担当AI社員が検討していく予定
- 日本語の音声品質や、事実と異なる見た目になるリスク、クレジット消費の大きさには注意が必要
出典


